2011年7月18日月曜日

パウル・クレーに学ぶ油彩転写技法

先日家族でパウル・クレー展を観にいきました。
クレーは色んな絵画技法を生み出していますが
なかでも油彩転写技法というものが面白いので
さっそく工房でもやってみました。

油彩転写技法というのは
素描と版画の中間くらいの技法です。
素描の線とも版画の線とも違う
味わいのある線が生まれます。

クレーについて簡単にまとめて
プリントを配りました。

クレーさんの有名な言葉をご紹介します。

「芸術は見えるものを再現するのではなく
(見えないものを)見えるようにするのである」

わかりやすく、花の絵を描くときに例えると、、、

「目の前に見える花だけを描くのでなく
見えない香りや、自分が感じた事を描くのが
絵画というものです」
という感じでしょうか。

工房でいつも大切にしている事も
「感じた事を描く」です。




作:ひかりちゃん 6年

クレーの作品を模写しました。
色は自分で感じたように表現してみようということで
物語のある作品に生まれ変わりました。
場面に合った色をメモしながら
絵を描き進めていましたね。



作:まゆうちゃん 5年

カラスの動きが良く描けていますね。
ちょっと苦手だった水彩画も
絵の具の濃さやぼかし方を工夫することで
グンと上達しました。


作:なのほちゃん 3年

宇宙とロケットを描きました。
宇宙がカラフルな点描で描かれているところが
とても面白い発想ですね。


作:ごうし君 4年

爬虫、両生類を描きました。
亀の甲羅の質感がよく描けています。


作:さわかちゃん 1年

工房に来て初めての水彩画です。
色を混ぜたり、重ねたりして
色の変化を試しながら描きました。



作:こうちゃん 2年

乾いた空気と大地の感じが
よく表現されていますね。
油彩転写のざらっとした風合いも
作品に合ってますね。



作:ゆめちゃん 3年

たんぽぽの綿毛が風にのって飛んで行く様子が
丁寧に描けていますね。
苦手な水彩画で
途中でくじけそうにもなりましたが
上手くなりたい!という
がんばる気持ちで完成することが出来ました。
自分の色を作る事、これからも大切にしてね。




作:あやかちゃん 3年

クレーの絵を模写しました。
色は自分の感じた色にしました。
定規を使って描いて行くのが大変でしたが
根気よく丁寧に描いていましたね。
写真では良く分からないのですが
細かなところまで描いてあります。



作:ことちゃん(娘)幼稚園年中

花の絵を描きました。
私は手伝っていないのですが
花の雄しべ、雌しべも描いてます。
色も上手に使えるようになってきました。


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